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〒379-2301 群馬県太田市薮塚町2175
今から二十数年前の1996年6月15日、当時13歳だった少年が1台のレーシングカーと出会った。
そのレーシングカーの名はポルシェ911 GT-1。
中学1年生の少年が、ある日クラスメイトの一人から
・F1モナコグランプリ
・インディ500
・ルマン24時間耐久レース
と言う世界3大レースがある事を教えられた。
中でも少年は24時間走り続けなければならないルマン24時間耐久レースに強く興味を持ち、テレビ中継でレースを見た少年は心の中で何かはじけるようなものがあり、その日から人生が大きく変わったのであった。
ブラウン管の向こう側で繰り広げられるレースに映るその車は、車が大好きだった少年にとっては衝撃的なデザインで心躍る車だったに違いない。
そして少年はこの日、
「この感じた感動を将来、自分自身が未来の子供たちに同じように感動を与えられる存在になる!!」
と言う途方もない大きな目標を掲げたのだった。
それから十数年、少年が青年になるまでの間に彼は様々な体験をし、どんな事をするにも人と人のつながりや、協力しあう大切さ、行動し継続する事が何より大切であることを知った。
そして2011年3月3日、当時27歳となっていた彼は「一人でも多くの方々に笑顔・勇気をお届けする」事を目標にして、彼が得意分野だった機械系の構造設計と、整備業界で経験した自動車関係の知識を生かした工業系エンジニアリング企業の株式会社ゆうきを設立したのであった。
少々長い昔話にお付き合いいただきありがとうございます。
株式会社ゆうきのホームページへお越し頂きありがとうございます。
当社は2011年3月3日にここ群馬県太田市で株式会社として産声をあげさせて頂いてから、今年2020年3月3日で設立9周年を迎えさせて頂く事が出来ました。
右に写っているのは創業当時の私です。
当社は9年と言う歳月で、目を見張るような大きな成長を遂げる事は出来ておりませんが、小さいながらも会社を存続できたのはお客様をはじめ、協力業者様など数多くの皆様のおかげです。
この場をかりて深く感謝申し上げます。
当社は設立当初のコンセプト通り、お客様に「笑顔」や「勇気」をお届け出来たかどうかはわかりませんが、自動車部品関係においては「空冷ポルシェのアフターパーツと言えば…」と、数多くのお客様から言って頂けるほど成長することができ、日本国内のみならずアメリカやロシア、ヨーロッパに過去に輸出した部品からは各国でそれなりに評価をいただけるようになってまいりました。また、2014年からは本社を整備等が出来る場所へ移転させて頂き、チューニングから車検整備やタイヤ交換など、自動車関係についてはこれまで以上にお客様のご要望におこたえ出来るようになったのではないかと考えております。
二十数年前に少年だった私が思い描いた途方もない目標はまだスタートラインに向けての第1歩が踏み出せたかどうか?と言う状態です。
“夢は叶う、ただそれを追いかける勇気があれば”
当社名の由来は誰かの名前ではなく、私の大好きなウォルト・ディズニーの残した言葉のから「夢を追い続け、勇気を持って取り組む会社でありたい」と言う願いからこの様な社名にさせて頂いています。
また5つの「ゆうき」として、
・自分で考えた事を実行する勇気
・大変な時こそ維持継続する勇気
・時代に合わせて変化させる勇気
・やり始めた事を成し遂げる勇気
・相手に対して優しさと気遣いを
と言った事を常に意識しながら日々の業務に取り組んでおります。
私事ではありますが、勇気を持って行動する事は「世の中の常識にとらわれず自分の気持ちに素直に生きる事」も同じ事である思い、今まで世間の目を気にして隠してきたセクシャルマイノリティーである事も公表させて頂き、今ではそう言ったイベントにも積極的に参加させて頂いたり、差別の無い世の中を作る第一歩として当事者である自分が先頭を切って社内整備にも取り組んで参りたいと思っております。
当社で出来ることはまだ多くはございませんが、常識にとらわれない独創的なアイディアと、当社だからできることや当社にしか出来ない事を見つけ”創造を現実に出来る企業”となれるよう努力してまいります。
多くの皆様が夢や希望を持ち続けるために、そして笑顔や勇気をなくさず幸せな生活を送り続けるために、当社で少しでもお手伝いが出来れば幸いです。
2020年3月3日 株式会社ゆうき
代表取締役 藤岡弘考